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木の循環の本来性
間伐材の利用がもてはやされて久しい。間伐に代表される保育作業は、人工林の健康と(いろんな意味で)森林の多様性を保つために、そして何より最終目的である木材生産(主伐)のため必要なものであり、その結果得られる副産物としての木材を有効利用しようとするものである。この考えに異議を挟むわけではないが、間伐そのものに焦点が当たりすぎ、森林(人工林)の本来的意義である伐採(主伐)がおざなりにされているように思えてならない。間伐材の利用は、あくまでも主伐による林業生産の副産物でしかないのだ。このことがすっかり忘...
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2008/02/25 22:40 |
ミニマルな断片(その7)と木の循環
炭素の凝縮
炭釜の内部である。これはナラ、産業用の燃料(鉄器の鋳造用)に使われるそうである。炭の炭素量は約90%、立木の炭素量は約50%。残りの40%が燃料としては余計な水分である。炭を作る意味は、この余計な水分をなくし、木の持つ単位重量当たりの燃焼カロリーを最大限まで高めることにある。石油が持っている効率性やエネルギー密度には及ばないものの、再生可能な燃料資源としてしては、最高の素材なのである。
この炭窯では、1回の火入れ作業で炭袋(15kgくらいか)40〜50袋の生産量という。炭の...
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2008/02/24 08:15 |
まるで不夜城の如く(その4)
盛岡駅前の新たなコンポジション
(岩手県盛岡市開運橋上から、060128,17:13撮影)
「ずっと変わらないはずのもの」でご指摘の通り、開運橋近辺から見るこの3棟の高層マンションは、見事に新しい顔を醸し出しており、河畔の景色にこのうえなくマッチしている。確かにこの風景を見た時、やられたと思ったのではあった。写真では上が切れているが、川面に写った光と陰を良く見ると、実にバランスが取れている。これを全然別の角度から見ると、あたかもランドマークを主張するように一番右の25階の棟が目立つのだっ...
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2008/02/21 22:47 |
まるで不夜城の如く(その3)
湯沢団地裏から盛岡市中心部を望む(岩手県盛岡市地内、0800215,19:00頃撮影)
湯沢森の土取りにより景色がよく見えるようになった場所=野原牧場入口からの撮影である。(志波三山と不遇な赤林山(その3))写真手前は湯沢団地と西部開拓線。
中央の灯りは、盛岡駅ととある大型商業施設である。ここ2、3年で見違えるほど明るくなり、20万ドルの夜景から格上げし、30万ドルの夜景(1人1ドルということ)にしなければならないようだ。よく見るとマリオスのほかに盛岡駅付近にのっぽなビルが見える。これは...
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2008/02/20 20:33 |
ミニマルな断片(その6)
藍色に桜色射す 今朝午前7時7分撮影。家の2階から家の下の田圃を望む。今朝の気温は-9度ほどであったが、それほど寒さを感じなかった。昔の手植えの時代には、ここまで整然とした陰影はなかっただろう。
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2008/02/19 13:10 |
まるで不夜城の如く(その2)
<豚の鼻トンネルの鼻づまり>
盛南側の交差点から盛岡駅側を望んでいる(岩手県盛岡市本宮地内、0800218撮影)。右の鼻の鼻づまり(交通未解放)は格好悪いが、このままでしばらく整備しないままでもいいかなと思ってしまう。バブルの負の遺産を子供たちに見せるのはひょっとしたら悪いことではないかも知れない。
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2008/02/18 22:56 |
ベアレンビールを応援します
学生時代、ドイツをひとり旅したことがある。ベルリンの壁が壊される2年前で、西ドイツ内の旅であったが、行く先々の田舎でパブに入ってはヴァイツェンを飲んだ。100%必ずレモンのスライスが付いてきた。ヴァイツェングラスも必ず背の高いスレンダーで大きなグラスだった。土地土地で飲むヴァイツェンは、いわば日本の地酒(どぶろく)のようなもので、まずは店に入ると、「ブァイゼン」の一言でウェイター、ウェイトレスがニコッとするのだった。田舎のパブでも、空港のレストランでも、ヴァイツェンは、ラーガー?と並んで...
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2008/02/18 22:19 |
まるで不夜城の如く(その1)
豚の鼻トンネル上から南南西方を望む
(岩手県盛岡市本宮地内、0800216,19:00頃撮影)
写真中央は杜の大橋から伸びる道「杜の道」である。いつの間にか両側に立派なマンションが建っていた。○オン王宮(写真左の極めて明るい場所)へ盛岡中心市街地方面市民を迎え入れる、いわば凱旋門のようである。右端には産婦人科と小児科が今年の4月から休診する(!?)盛岡市立病院が見える。
病院と手前の交差点に挟まれて、暗い手付かずの土地が見える。ここが盛岡市が取得を断念した新庁舎の建設予定地である(であ...
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2008/02/17 14:45 |
あがりこブナ(その2)
盛岡駅裏マリオス20階から見る西山
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2008/02/16 23:12 |
あがりこブナ
<あがりこブナ>
不遇な赤林山(その1)で取り上げた「あがりこブナ」の画像である。何10年か前に根本から伐採されたのだろうか、ひこばえ(萌芽)が伸びてこのような姿になった。上の写真を見るとそれぞれ別の木にも見えるが、下の写真のようにひこばえの台座には人が乗れる(子供だったら10数人は楽勝である)。この樹は「岩手自然ガイド協会設立準備会」の活動で知られるようになった。恐らくは盛岡でいちばん大きいブナである。この樹は盛岡太田方面から稜線上に同定できるのをご存じだろうか。(岩手県盛岡市地内、...
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2008/02/15 18:27 |
志波三山と不遇な赤林山(その3)
<西山周辺の地形>
実は飯岡地区(この地図の中央北側)の人たちは志波三山や南晶山塊のことを西山と呼んでいるのでここでは西山と記す。
この地図を見るといろいろなことが分かる。まずは拡大してじっくりご覧いただきたい。
・西山は、結構複雑な地形である。
・温泉は西部開拓線(私は温泉街道と呼んでいる)沿いに多い。
・同様に南晶山断層群と呼ばれる活断層群が配列しており、西山の隆起と関連している。
・隆起の速度は1000年に0.1〜1m程度と想定される(「日本の活断層」より)
・温泉と断層...
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2008/02/15 08:43 |
志波三山と不遇な赤林山(その2)
カシミールで見る志波三山と赤林山
フリーの3D地図ソフト「カシミール」を用い、志波三山を展望した。南から東根山−南晶山−箱ヶ森がほぼ等間隔で並び、赤林山が南晶山と箱ヶ森の間に割り込んでいるようにも見える。このシミュレーション画像の撮影点は、旧盛岡卸売市場上空である。これでも赤林山がいちばん大きく見える。
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2008/02/14 14:10 |
不遇な赤林山(その1)
タイトルバックの画像はこの写真を元にしています
奥羽山脈の前列の志波三山(志和三山、紫波三山とも。どれが正しいのか分からない。)は、東根山(標高928m、この画像の左=南側にある)、南晶山(848m)、箱ヶ森(866m)で構成される。盛岡市民にとっては南晶山を中心に、観天望気の山々として知られている馴染み深い山塊である。私は縦走したことはないが、低山と侮ることのできない健脚向きのコースのようである。確かに南晶山には鎖場があったり、赤林山周辺でもかなり急なところがある。
私は幼い頃から、...
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2008/02/12 19:23 |
鵜の目亀の目(その1)
(上)雪中の子供たち '060129
(下)ブリューゲル 雪中の狩人
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2008/02/11 22:05 |
ミニマルな断片(その5)
山吹色の反射
実は日常、ときどき目にする光景であるが、一部分だけを切り取るとまた違ったものに見える。夕陽が沈む直前、テカテカになった雪に反射する光の、一瞬である(岩手県紫波郡矢巾町地内、0800210,16:36撮影)
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2008/02/11 04:52 |
馬の耳亀の耳(その1)
<STEREOLABとスタン・ブラッケージ>
Space Moth light
あー、とてもきもちいい。この画像はスタン・ブラッケージ(Stan Brakhage,1933-2003米)の"MOTHLIGHT"という作品。蛾の羽、草花などを直接フィルムに貼り付けたという(Mistral Japan のHP)。そして音楽はステレオラブの"Space Moth"。Moth(苔)つながりであるが、両者を合体させYouTubeにアップロードした人のセンスに敬服。
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2008/02/10 12:16 |
通らない道
かつてここに道路を通す青写真があった
5年ぶりに7歳の息子を連れスキー場に行った。前記事の岩手山画像の左端に見えるスキー場である。この画像はこのスキー場から望む秋田県境への谷筋である(08.02.09 13:26撮影)。写真中央右の峠はブナ原生林が広がる葛根田川源流域でその向こうは秋田県玉川源流域である。玉川源流の下流は田沢湖のある生保内地区を通る。こちら側は岩手県雫石町西山地区。ここを通る県道はいまだに計画起終点の名を取って西山生保内線と呼ばれている。道路特定財源がいわば湯水のように使...
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2008/02/10 00:27 |
今朝の岩手山
岩手山の夜明け(gif動画)
ちょっと更新が滞ってしまった(でも3日か)。
今朝の我が家から見る岩手山、盛岡の冬の気候は太平洋型で晴れの日が多いが、だいたい日が昇る頃、岩手山には雲がかかって雪が降りはじめることが多い。このような快晴は実はありそうであまりなく、1シーズンに4,5回程度である。このGIF画像は2分毎のインターバル撮影で6:30〜6:56までの撮影である。ちょうど日の出が山頂から山麓までかかる時間帯である。一番最後のコマで里に日が射したのがおわかりであろうか。(再読込み=F...
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2008/02/09 11:23 |
ミニマルな断片(その4)
地産の後に
刈り取り後の田圃である。子供の頃、稲刈りの終わった田圃でよく遊んだ。このような配列をいつも(朝起きて)見れる自分は幸せなのかも知れない。
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2008/02/06 23:22 |
輸入に頼らざるを得ない食料品、同じく輸入に頼らざるを得ない木材
中国に頼らざるを得ない食品。日本の食料自給の現状を思い知らされる事件のおかげで、我々日本人の食料確保の厳しさを改めて考えずにはいられない。食の安全などという生やさしい問題ではない。食の確保はエネルギーと並んで日本の安全保障そのものである。
一方、日本の一次産品のうち唯一自給できると思われる木材生産の重要性は、自由化以来、ほとんど顧みられることもなくなった。この事件が、木材を含めた一次産品の地産地消を考える契機になれば、と思う。
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2008/02/04 22:13 |
岐阜のクマの一件について思うこと
ツキノワグマ(岩手県紫波町070428撮影)
岐阜でクマが殺され猟師が岩とマスコミに捕まった。この狩猟行為に対して批判が続出ししているようだ。この人がどういう背景(伝統的、職業的、経済的に)で狩りに出かけたのか分からないのに、一方的に非難する気になれない。クマ穴に銃口を向けることも昔はよくやられていたのだろうと容易に想像もつく。ただ、報道を見て私には明らかにひとつだけ許せない行為があった。それはスノーモービルである。クマの狩りに使うべき道具ではない。これを許したら、クマは確実に絶滅に向か...
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2008/02/03 21:47 |
ミニマルな断片(その3)
畝の造形
これも自然の摂理が農家の営みに働きかけた結果である。(岩手県盛岡市地内、051219撮影)
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2008/02/02 17:21 |
ミニマルな断片(その2)
稲藁の整列
意図的であろうとなかろうと、農家の営みが、自然の美と共にあることの証左でもある。(岩手県紫波郡矢巾町地内、080125撮影)
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2008/02/01 23:06 |
ミニマルな断片(その1)
籾殻の秩序
県道脇に整然と積んであった。予期せぬミニマルアートである。これを積んだ人の几帳面さとともに、米作りに対する情熱を感じてしまった。(岩手県紫波郡紫波町片寄地内、080110撮影)
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2008/01/31 19:36 |
いわての森林づくり県民税の使途
岩手県の森林分布
−水色が自然林(針葉樹含む天然林、里山の雑木林等)
−茶色が人工林(スギ、カラマツ、アカマツなどの植林地)
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2008/01/31 08:50 |
むなしい森林税評価委員会
有識者や民間委員からなる検討会を経たのにも関わらず、かなり政策的に導入された岩手県の森林税。この使途を評価する委員会が去る1月28日に盛岡市内で開催された。
先だって行われた県民参加の森林づくり促進事業成果報告会は、文句のオンパレードだったらしい。さもありなん。ここで日頃から抱いている疑問を...。
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2008/01/30 16:07 |
森林(もり)は地球温暖化を防ぐのですか?
岩手内陸部の山並み−人工林と自然林(二次林)が連なる−
昨年の5月、林野庁が内閣府に依頼して「森林と生活に関する世論調査」を実施しました。その結果が、連日35度に達する猛暑の8月頃、大々的に報道されました。報道は“森林に期待する働きとして「地球温暖化防止」との回答が最も多かった”というものでした。事実、林野庁の広報誌「林野」やプレス発表を見ると、この点についてトピック的な扱いをしていました。
国民の関心が高まるのはいい事かも知れませんが、私は果たしてこれでいいのかといつも考えてしまうので...
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2008/01/29 16:32 |